医療従事者と物資を乗せてパキスタンに到着した輸送機「運20」。
パキスタンやミャンマー、ラオスの軍隊の要請に応じ、中央軍事委員会の承認を得て、中国人民解放軍は24日、空軍機で上記3ヶ国の軍隊にPCR検査試薬キットや防護服など感染予防・抑制物資を緊急援助し、さらに軍隊防疫専門家チームを上記3ヶ国にそれぞれ派遣して、防疫作業に当たらせている。人民日報が伝えた。
感染が拡大して以来、中国の軍隊は外国の軍隊に防疫面での援助を度々提供してきた。3月19日、中国の軍隊がイラン軍に緊急で提供したPCR検査試薬キットや防護服、使い捨て外科用医療マスクがイランに到着。3月24日には、中国の軍隊の防疫医療専門家チームが多くの感染予防・抑制物資や器材を携えてカンボジアに赴き、防疫作業展開に協力している。また4月6日には、中国とパキスタンの軍隊が新型コロナウイルス感染予防・抑制経験をテレビ会議で共有。これは中国の軍隊が外国軍と新型コロナウイルス感染予防・抑制経験を共有した初のテレビ会議となった。さらに4月9日には、中国とロシアの軍隊が感染予防・抑制経験を共有するテレビ会議を行い、中国側は中国軍の感染予防・抑制作業全体状況と経験・方法について紹介した。
国防部(省)によると、中国人民解放軍は感染状況の変化に応じ、引き続き関係国の軍隊に可能な限りの援助を提供し、防疫国際協力を強化し、国際的な公衆衛生の安全を守り、人類運命共同体構築のために積極的に貢献していく。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年4月26日