資料写真、インストラクターの指導の下、ぐっすり眠る女性たち
肌の露出が増える季節がまたやってきた。半年近くも「巣ごもり」生活を続けて来たそこのあなた!ひそかに「ぜい肉を落とそう」と決意をしているのでは?そんなあなたのダイエット方法では、「睡眠」に注目しているだろうか?北京青年報が伝えた。
ある研究結果によると、睡眠の時間が短く、質が悪く、規則的ではない人たちのダイエット効果は、睡眠の質がよく、時間が適切で、規則的な人たちよりかなり悪いことが分かった。
睡眠が5時間未満だと肥満リスクが2倍増
人の体には「体内時計」があり、そこから出される信号は各器官組織に伝わり、細胞増殖や睡眠、食物摂取、エネルギー代謝など生物過程に影響を及ぼしている。食物や光照射は体内時計を調節する重要な要因だ。不適切な生活スタイルや食習慣の変化、夜間照明の増加などにより、「体内時計」が乱れ、体脂肪の増加や代謝の変化、エネルギー安定調節失調などが引き起こされ、それによって肥満のリスクが増す可能性がある。
ある研究結果によると、睡眠時間が足りていない人(6時間未満)は肥満男性に多くみられ、昼間に働いている人と比べると、夜間に働く人に肥満が多くみられた。調査によると、睡眠時間が5時間未満の人は、肥満リスクが2倍高まり、5-6時間の人は、肥満リスクが57%高くなっていた。肥満はそれ自体が昼間の疲れやすさを引き起こし、活動やエネルギー消費がさらに減るにもかかわらず、カロリー摂取を増やそうとすると同時に、夜間に起きている間に物を食べる機会が増えてしまい、悪循環に陥りやすい。
夜更かしはNG、できるだけ10-11時に就寝を
規則的に食事をし、就寝前に光を浴びないようにすることは、正しい生活リズムを取り戻すのに役立つ。夜10-11時ごろには就寝するのが望ましい。次に、健康的な睡眠とは、「量」だけでなく「質」もよくしなければならない。「量」とは睡眠時間の長さのことで、通常は年齢によって必要な睡眠時間も異なる。成人であれば、睡眠時間は6-8時間が望ましい。「質」というのは睡眠の質のことで、適切な睡眠環境は質のよい睡眠の維持を保障する。同時に、睡眠時無呼吸症候群や夜間むずむず脚症候群など睡眠関連疾患の治療にも、睡眠の質を保証することが必要になる。
睡眠ダイエット計画のススメ
(1)食事の時間を規則的にし、食事回数を4回にするとよい。1日の総摂取量を厳格にコントロールし、計算日の必要量から1日あたり500kcal減らす。
(2)強度が中程度の適度な有酸素運動をする。毎日続けることが必要で、毎週250-300分間、規則的に運動し、運動による減量効果を高めるとよい。
(3)以上にプラスして健康的な睡眠を取るようにすれば、ダイエット効果がより高まる。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年5月19日