6月5日午前、浙江省の義烏西駅。サージカルマスク、医療用防護服などの防疫物資を満載した標準コンテナ86基を積んだ国際定期貨物列車「中欧班列」の「義新欧X8020」(義烏-マドリード)が警笛を鳴らして出発し、新疆維吾爾(ウイグル)自治区阿拉山口の通関地から出国し、スペインの首都マドリードまで1万3052キロメートルを駆け抜ける。(撮影・呂斌。写真提供は人民図片)
——輸出の回復的成長は、対外貿易企業の競争力が新たな飛躍を遂げたことを意味する。
浙江頂康科技有限公司の潘岩君会長は、「当社が業務を再開してから現在まで、ほぼ毎晩残業している。受注獲得とイノベーションの研究開発は切り離せない。当社は各種スマート応用の研究開発を続けて、より大きな市場シェアを獲得したい」と述べた。
ここ数年、中国の対外貿易企業は人材導入、技術改良、製品の刷新といった措置を加速的に実施し、世界の産業界における戦いの中で新たな優位性を獲得した。感染症対策期間中には、対外貿易企業がモデル転換とバージョンアップの歩みを加速し、市場リスクへの対抗力を向上させた。税関がまとめたデータでは、今年1-5月には、中国の電気機械製品の輸出額は3兆6400億元に達し、このうち自動データ処理機械と関連部品は5086億1千万元で、同1.8%増加した。