中国は4日、2021年の仕事初めを迎えた。中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は同日の定例記者会見で、会見に出席した外国の記者たちに対し、「皆さんが中国共産党による国政運営、奮闘して夢をかなえる中国の人々の物語、平和的発展を堅持する中国の物語をありのままに記録し、客観的に報道することを心から望んでいる。そして皆さんが現代の中国と世界の相互理解・協力を増進する重要な懸け橋や紐帯となることを望んでいる」と述べた。中国新聞社が伝えた。
「皆さん、こんにちは。年明け最初の外交部定例記者会見への皆さんの出席を歓迎します」という言葉で始まった記者会見の冒頭に、華報道官は、「過ぎ去った2020年は中国にとっても世界にとっても極めて異例の1年だった。国内外の記者の皆さんが私たちと共に堅守して、困難に立ち向かい、重責を担って前進した中国外交の1年を共に見守り、経験し、書き記したことに感謝する」と述べた。
華報道官は、「2021年は中国にとって歴史的意義を持つ1年だ。私たちは中国共産党建党100周年を盛大に祝うことになる。1930~40年代当時、国民党政府が延安を封鎖し、中国共産党のイメージをきわめて悪くしていた中で、米国の著名なスノー、ストロング、スメドレーを含む数々の外国人記者が『中国共産党員とは誰であり、何であるのか』との好奇心を抱き、万難を排して延安へ行き、中国共産党員との親密な接触を通じて、著名な『中国の赤い星』を含む多くの客観的な報道を書き記した。彼らによって世界は初めて中国共産党を知り、中国人民を団結させ、中国人民を率いて民族の独立と人民の解放を勝ち取る中国共産党員の奮闘と追求を知った。そして彼ら自身も世界が中国共産党を知り、中国を知る上での窓口となった。彼らの報道と著作は歴史の検証に耐えてきたと言える。彼らは中国人民の良き友人、真の友人としていつまでも中国人民の心に刻まれるだろう」と述べた。
「中国は現在『2つの百年』奮闘目標の歴史的合流点に立っており、社会主義現代化国家の全面的建設という新たな道を邁進していく。私たちは外国の記者の皆さんがそのペンとカメラで、中国共産党による国政運営、奮闘して夢をかなえる中国の人々の物語、平和的発展を堅持する中国の物語をありのままに記録し、客観的に報道することを心から望んでいる。そして皆さんが現代の中国と世界の相互理解・協力を増進する重要な懸け橋や紐帯となることを望んでいる」と述べた。
さらに華報道官は、「外交部新聞局はこれまで同様、皆さんの中国での業務、取材、生活のためにあらゆる必要な便宜を図り、サポートしていく」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年1月5日