△横浜3-3ヤクルト△
決定打がなく延長十二回規定により引き分け。横浜は二回無死満塁から相川の犠飛と吉見、石井の連続適時打で3点を先行したが、吉見がリードを守れなかった。ヤクルトは七回2死走者なしからの集中攻撃で同点とする粘りをみせた。
▽横浜・牛島監督 地元最終戦なのでスッキリ勝ちたかったね。追い詰めるところまでいったんだけどな。
▽ヤクルト・若松監督 (Bクラス確定を引き分けで免れて)明日は頑張って、勝ちたいね。
○…2安打したヤクルト・青木がオリックス・イチロー(現マリナーズ)以来の年間200安打にあと1本に迫った。三回は投手の横を痛烈なゴロで抜けてゆく中前打、今季199本目は七回に三遊間をライナーで割る同点左前打になった。惜しかったのは、無死一塁で犠打を記録した延長十回の打席。Aクラス入りを狙うベンチからはセーフティバントのサインが送られ、青木は「チームの勝利のためだからね。僕もその通りだと思う」と屈託はなかった。若松監督には「悪かったな」と声をかけられたという。