東京6大学野球秋季リーグは15日、優勝争いが大詰めを迎えた中で上位4校が対戦し、早大、法大が先勝した。早大は序盤に松本(1年・千葉経大付)の2点適時打などで4点を奪い、互いに10残塁を記録した雑な試合を逃げ切った。単独トップに立つ法大は、下敷領(4年・上宮)が慶大打線を8安打1失点に抑え、3試合連続の完投勝利を挙げた。
○…九回に連打で1点を失い、2連続完封勝利は逃した法大・下敷領だが、3試合連続完投で今季4勝目を挙げ「技術面で変えた点はない。迷惑をかけた金光監督に恩返ししたい気持ちで投げているのがいい結果につながっている」と、好調な投球内容を自己分析した。右下手からの球速は120キロ台だが今季は制球がよく、高低に丁寧に投げ分けるシンカー、スライダーが生きている。01年春以来、9季ぶりの優勝の可能性が出て「昨秋の優勝チャンスは慶大戦に敗れて脱落した。今季はその借りを返します」。