レバノンのシニオラ首相は30日、米CBSテレビのインタビューで、レバノン南部カナで住民多数が死亡したイスラエル軍による空爆について「国家が支援したテロリズム。人道に対する犯罪だ」と強く非難した。
シニオラ首相は無条件の即時停戦が実現できない中、ライス米国務長官と会談は行えないと指摘、米国民に平和と停戦への支援を呼び掛けた。
一方、バーンズ米国務次官は米ABCテレビで、イスラエルには自衛権があるとの立場を繰り返し、調停に全力を挙げる姿勢を強調した。(ワシントン共同)
毎日新聞 2006年7月31日