レバノン:戦闘被害早期復興に630億円 政府計画
レバノン政府は1カ月以上に及んだ同国のイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとイスラエルとの戦闘で生じた被害に対し、避難民対策など約5億3700万ドル(約630億円)規模の早期復興計画をまとめた。緊急人道支援にかかる約1億ドルを合わせ、計6億3700万ドルの支援を国際社会に求める。スウェーデンで31日に開かれる支援国会合でシニオラ首相が発表する。
支援国向けの政府文書によると、復興費用の内訳は、電力や道路、橋など緊急を要するインフラ復旧に1億5500万ドル、中小・零細企業対策8000万ドル、避難民対策7500万ドルなど。火力発電所への空爆で海に流出した重油の除去など環境対策には5200万ドルが必要としている。(共同)
毎日新聞 2006年8月30日