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レバノン停戦:仏が決議案を安保理に提出、週明け採択へ

イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの戦闘をめぐり、フランス国連代表部は五日、一時的な停戦を意味する「戦闘の全面中止」を双方に要求する決議案を国連安全保障理事会に提出した。ドラサブリエール国連大使が記者団に語った。安保理は週明けの採択を目指す。

 決議案は双方が戦闘を中止し恒久停戦に向けた政治的条件に合意すれば、レバノン南部に国際部隊を派遣するとの内容。採択されれば、安保理は七月十二日の戦闘開始から一カ月近くを経てようやく、恒久停戦に向けた具体策を打ち出すことになる。

 ヒズボラ側は戦闘中止の前提としてイスラエル軍撤退を要求。決議案は同軍撤退に言及していない上、ヒズボラが攻撃を続けた場合はイスラエルの反撃を容認する内容となっており、双方が戦闘中止を受け入れるかどうかが今後の焦点となる。

 決議案の作成交渉を続けていたフランスと米国は五日午前、案文に合意。これを踏まえて安保理が緊急会合を開いた。(ニューヨーク共同)

毎日新聞 2006年8月6日

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