米野球殿堂は27日、ベテランズ委員会による2007年殿堂入り選考を行ったが、27人の候補者全員が落選したと発表した。選出者なしは3回連続。
有効投票(82票)の75%以上の支持(62票)を得て殿堂入りが決まるが、今回最多は通算342本塁打した元カブスのロン・サント氏の57票だった。続いて通算283勝を挙げた元ツインズのジム・カット氏の52票、通算370本塁打した元ドジャースのギル・ホッジス氏は50票。ヤンキースのジョー・トーリ監督は26票にとどまった。
野球殿堂メンバー選考は、ベテランズ委員会の分と全米野球記者協会(BBWAA)の分があり、BBWAAは1月に2632試合連続出場のカル・リプケン氏と、首位打者8度のトニー・グウィン氏を選んだ。(共同)
毎日新聞 2007年2月28日 9時45分