民主党の岡田幹事長と直嶋政調会長が総理官邸を訪れ、河村官房長官と会談しました。そして、政権の引継ぎがスムーズに行えるよう、来年度の予算編成や外交・安全保障、新型インフルエンザなどに関する情報提供などで協力を求めました。
「官房長官の方で各省庁に対して情報の提供、あるいは様々な協力をお願いしていただきたいと」(民主党 岡田克也幹事長)
「総理とも今、協議させていただいて、スムーズに政権移行できるように協力すると」(河村建夫官房長官)
政権移行に向けた動きが加速する中、社民党は全国代表者会議を開きました。
「閣内に協力すると取り込まれちゃう」
「積極的に連立政権に参加するべきではないかと考えております」(全国代表者会議出席者)
会議では、「利用されて飲み込まれるのではないか」「民主党は、来年の参議院で単独過半数を取るまでが連立というのが本音だと思う」「平和と憲法の問題だけは絶対譲ってほしくない。これが条件に入らなければ連立に参加すべきではない」といった意見があがりました。
「逆に揉めたほうがいいんです。最終的には全部受け止めて、きちっとやっていきますが、みんなやっぱり思いがあるわけですから」(社民党 福島みずほ党首)
最終的に連立協議に臨む党の姿勢として、「憲法を生かし、平和軍縮を促進する政策の実現」「連立与党の協議機関『政府与党連絡会議』の設置」「国家戦略局や行政刷新新会議に社民党が加わることを求めること」などが確認されました。
その後、社民党の福島党首は、民主党の鳩山代表と会談しました。(02日23:31)