アメリカの有力紙、ワシントンポストは1日、日本の政権交代に関する社説を掲載し、新しい政権が日米関係の決裂を模索するのは危険だと警鐘を鳴らしました。
1日付のワシントンポストは、民主党の鳩山由紀夫代表を「経験不足の政治家」とした上で、鳩山氏が「アジアに軸足をおいた外交政策を目指していて、時に、アメリカの『市場原理主義』を批判している」と指摘しました。
その上で、北朝鮮の核の脅威が存在する中で、「日本政府がアメリカとの決裂を模索することは、あまりに危険だ」と論評しました。
一方、ニューヨークタイムズも、「鳩山氏の政策提言の中には懸念すべきものもある」とした上で、インド洋での給油活動は「継続すべきだ」と主張するなど、アメリカの有力紙は日本の新政権の動向に高い関心を示しています。(02日08:25)