広島と長崎の被爆者が、船で世界を回って被爆体験を伝える様子が描かれたドキュメンタリー映画が、このほど完成し、26日、ニューヨークの国連本部で初めて上映されました。
「フラッシュ・オブ・ホープ、世界を回るヒバクシャ」と題されたこのドキュメンタリー映画は、NGO「ピースボート」の船旅に参加した広島と長崎の被爆者103人が、世界各地で核廃絶の重要性を訴えた姿を追ったものです。
映画監督はコスタリカの若手の女性監督がつとめ、被爆者の証言の合間にはアニメーションなども使って、核兵器がどのように作られ、どんな被害をもたらしたのかもわかりやすく描きました。
「軍隊を持たないコスタリカのような国の視点から原爆を見てみた。広島、長崎で起きた残虐な行為を知り、ショックを受けた」(エリカ・バニャレロ監督)
この映画は英語の作品で、日本での上映会も計画中だということです。(27日10:56)