東京都内のコンビニで米アップル社のプリペイドカードの番号を盗み見て、電子マネーをだまし取ったとして、警視庁少年事件課は13日までに、都内の高校1年の15歳と16歳の男子生徒2人を詐欺容疑で逮捕した。
同課によると、カードは店員がレジで有効化し、カード番号を専用サイトで入力する手続きが必要。2人は陳列されているカードをトイレに持ち込み、シールをはがして番号を盗み見たうえ、購入するように装ってカードを有効化させた後、「財布を忘れた」などと言って立ち去っていた。
盗み見た番号を使って、スマートフォンのゲームの有料アイテムを購入していたという。
警視庁は昨年12月、一般社団法人、日本フランチャイズチェーン協会にこうした手口について情報提供。コンビニ側は購入完了まで有効化しないなどの対策を進めている。
逮捕容疑は昨年9月26日、荒川区のコンビニで2万円分のカードを購入するように装い、電子マネーをだまし取った疑い。
同課は生徒らが昨年7~10月、他の都内のコンビニでも、少なくとも7回にわたり計7万円分の電子マネーを詐取したとみている。