日本経済新聞社は17日、喜多恒雄社長(68)が代表権のある会長に就き、岡田直敏副社長(61)が社長に昇格する人事を内定した。平田保雄会長(69)は顧問に就く。3月26日に開く株主総会後の取締役会で正式に決定する。
喜多氏は2008年3月の社長就任後、国内初の本格的な有料電子新聞「日経電子版」を発刊。約40万の有料読者を獲得し、紙の新聞との「複合メディア戦略」を推し進めた。アジアを中心に取材・報道体制を強化する「グローバル戦略」に取り組んだ。新社長となる岡田氏は両戦略をさらに深化・加速させる。
岡田 直敏氏(おかだ・なおとし)76年(昭51年)東大法卒、日本経済新聞社入社。09年取締役、10年常務、12年専務、14年副社長。宮崎県出身。