日本最西端の沖縄県・与那国島(与那国町)で22日、陸上自衛隊沿岸監視部隊配備の是非を問う住民投票が実施され、即日開票の結果、賛成が632票で、反対の445票を上回った。政府の配備推進を追認した形。
陸自配備は海洋進出を活発化させる中国に対抗し、政府が掲げる南西諸島の防衛力強化の一環。配備予定地では既に造成工事が進んでいる。
町選挙管理委員会によると投票資格者数は1276人で、うち永住外国人は5人、中学生以上の未成年者は96人。投票率は85.74%だった。防衛省によると沿岸監視部隊は150人規模で、2016年3月末までに配備予定。