山崎正昭参院議長は25日、与野党各党が参加する参院選挙制度改革の検討会で「1票の格差」の是正について「2016年夏の次期選挙に間に合うよう調整に努めてほしい」と要請した。与野党は今国会に格差是正案を盛り込んだ公職選挙法改正案を提出し、成立を目指すことを確認した。
自民党は隣接選挙区を再編する合区案や選挙区定数を「6増6減」する定数増減案など3案を提示しており、大幅な格差是正を求める公明党や民主党との立場に隔たりがある。民主党の郡司彰参院議員会長は「最終的にまとまらなければ多数決もありうるのではないか」と述べた。