【ワシントン=芦塚智子】米ワシントンを訪問中の谷内正太郎国家安全保障局長は17日、ホワイトハウスでライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談した。ホワイトハウスによると、ライス氏は日韓の強固な関係が重要だと強調し、両国の関係改善を促した。
またライス氏は谷内局長に「オバマ大統領は来月の安倍首相の公式訪問を楽しみにしている」と伝えた。両氏は日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の再改定によって「同盟は21世紀の安全保障の課題に対処する完全な能力を維持できる」との認識で一致した。
両氏は北朝鮮の核・ミサイル開発や東アジアの海洋安全保障などの問題を巡る日米協力についても協議した。