米大統領就任式当日の流れ
■いちからわかる
アウルさん ついにトランプ大統領が誕生するね。
A 米東部時間の20日正午に、宣誓(せんせい)して第45代米大統領に就任する。昔は就任式は3月4日に実施(じっし)していたが、1937年から1月20日に行うようになった。米大統領は国家元首のほか、軍最高司令官や行政府の長、外交の最高責任者など絶大な権限がある。それだけに就任式は4年に1度の大イベントだ。8年前に黒人初の米大統領になったオバマ氏の時は、歴史的瞬間(しゅんかん)を見ようと史上最多の180万人が周囲を埋(う)め尽(つ)くした。
ア 就任式の当日って、どんな1日になるの?
A 慣例では、新大統領は当日の朝、礼拝に行く。その後にホワイトハウスへ向かい、退任前の大統領とお茶を飲みながら歓談(かんだん)。話が終わったら、新旧大統領が一緒(いっしょ)に米連邦(れんぽう)議会に向かう。就任式では最高裁長官が立ち会い、聖書に手を置いて宣誓するのがしきたりだ。オバマ氏はリンカーン大統領が1861年に就任式で用いた聖書を使った。