死者57人、行方不明者6人を出した御嶽山(長野、岐阜県、3067メートル)の噴火から27日で半年を迎え、不明者の家族は捜索再開を願い続ける。夫婦で登り、行方不明となった山梨県甲斐市、猪岡哲也さん(45)と死亡した洋海さん(当時42)の長男で、高校2年の翔君(17)は、近く哲也さんの死亡届を申請することを決めた。 「受け入れられたのかというと違うかな……。しょうがない、という感じ」。哲也さんがいないことに実感が湧かないといい、複雑な心境をのぞかせる。 家族の趣味は登山。中学2年のころ、家族で行った尾瀬国立公園の山から本格的に取り組みだした。「一気に登ってみんな疲れたけど、たくさん笑った」。両親はよく2人で出掛け、山梨百名山のうち60ほどを制覇したという。 耳が不自由な両親のそばで、自然に手話を覚えた。意思が通じないと唇の動きによる口話で伝えつつ、難しくて距離を取ったこともあった。「もっと話をしておけばよかった」といまは後悔している。 噴火後、麓の町役場に駆け付けた。「きっと帰ってくる」という希望は絶たれ、10月2日に洋海さんの遺体と対面した。ほとんど傷がなく「最後に顔が見られてよかった」。哲也さんは発見されずに捜索は16日に打ち切られた。 今年1月、洋海さんの遺骨を山梨県内の墓に納め、哲也さんの兄の孝一さん(52)一家が住む東京都から、甲府市の高校に通う生活を始めた。 他の遺族に提供してもらった噴火前の写真には両親が一緒に納まっていた。「なぜお母さんのそばで見つからなかったのか。お父さんがあそこにいると思うと、早く戻ってきてほしい」。捜索が再開され、会える日を待ち望んでいる。〔共同〕 |
御嶽噴火半年 「父は…」再会願う息子、現実見つめ死亡届
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