米ロ飛行士、1年の宇宙滞在始まる 火星飛行へ健康影響調査——贯通日本资讯频道
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米ロ飛行士、1年の宇宙滞在始まる 火星飛行へ健康影響調査

28日、国際宇宙ステーションで1年間の長期滞在を始めた米国のスコット・ケリー飛行士(左端)とロシアのミハイル・コルニエンコ飛行士(右端)=NASA提供・共同


 


【ワシントン=川合智之】米国のスコット・ケリー宇宙飛行士とロシアのミハイル・コルニエンコ宇宙飛行士は日本時間28日午前、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。来年3月まで1年間滞在し、将来の火星飛行に向けて長期の宇宙滞在が健康に与える影響を調べる。


睡眠や筋力、骨密度などを測定し、放射線や無重量状態、ストレスの影響などを調べる。地上で暮らすケリー氏の双子の兄弟のマーク・ケリー氏も元宇宙飛行士で、2人の遺伝子を調べることで長期滞在の影響を比較する。


ISS滞在はこれまで最大でも半年で、米の飛行士が1年間滞在するのは初めて。ロシアの飛行士は宇宙ステーション「ミール」に1年2カ月滞在したことがある。


地球とISSの距離は約400キロメートルだが、火星への道のりは最短5500万キロメートル。2030年代の実現を目指す火星飛行は片道で約半年かかるため、飛行士の健康への影響が課題となっている。


5月にISSに合流する油井亀美也宇宙飛行士は、11月に2人よりも先に地球へ帰還することになる。「自分が大喜びで帰ると(2人に)心理上影響がないかと気を使う」と話している。


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