【エルサレム=共同】イスラエル考古学庁は29日、中部テルアビブの建設現場で、約5千年前にエジプト人がビールを製造するのに使った陶器の破片が発見されたと発表した。フランス公共ラジオが報じた。
紀元前3500~3000年ごろの前期青銅器時代に、農作物を保管するために使われていた17個の穴を発見。何百もの陶器片の中に、ビールを造るのに使われ、エジプト様式で作られた、大きな陶器の破片が見つかったという。当局者は、エジプト人がいたことを示す「最北端の証拠だ」などとしている。
ビールは、年齢や性別などに関係なく消費されるエジプトの「国民的な飲み物」だったという。