甘利明経済財政・再生相は31日午前の閣議後会見で、参加国が相次いでいる中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、従来同様に参加に慎重な姿勢を示した上で「アジア開発銀行(ADB)との連携も将来の可能性としてはある」との見解を述べた。
一方で「各国が協調して取り組んでいく機関はガバナンスと透明性が重要」と指摘。仮にADBとAIIBが連携する場合は「しっかりしたガバナンスで、きちんとしたプランのもとに開発援助が行われることが望ましい」と強調した。
AIIBは新興国のほか欧州の先進国でも参加の意向を示す国が相次ぎ、現時点で参加を表明した国・地域は40を超えている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕