東京大学の入学式が13日、東京都千代田区の日本武道館で開かれた。1日に就任した五神真学長は、新入生約3千人に式辞で「自ら新しい発想を生み出す力や考え続ける忍耐力などを身に付け、『知のプロフェッショナル』になってほしい」と述べた。
午前9時すぎから真新しいスーツに身を包んだ新入生約3千人が集まり、記念撮影や談笑の輪ができた。
理科1類の阿部真大さん(19)は「物理学を徹底的に研究し、ノーベル物理学賞を受賞したい」。文科3類の江島徳政さん(20)は「世界史を深く学んだり海外留学したりして、様々な価値観に触れて自分で物事を判断できるようになりたい」と意気込んだ。
東大は短期留学しやすいように4学期制を今年度から全学部で導入した。