LIXILは13日、温水洗浄便座の生産を、知多工場(愛知県知多市)に集約すると発表した。現在は温水洗浄便座を制御する電子基板を青山工場(三重県伊賀市)で生産しているが、2016年3月までに同工場の設備を知多工場に移す。生産拠点を集約することで国内外の需要に迅速に対応するのが狙いだ。
移転費用は非公表。青山工場は16年3月までに操業を止める。跡地の利用方法は未定という。約190人いる従業員は配置転換する。
知多工場は海外への輸出にも対応するなど、温水洗浄便座の主力工場と位置づけている。集約後は電子基板など部品の生産から組み立てまで一貫で手がける体制となり、生産効率の向上にも取り組みやすくなる。