【NQNニューヨーク=大石祥代】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、終値は前週末比80ドル61セント(0.4%)安の1万7977ドル04セントだった。14日から始まるJPモルガン・チェースなど金融大手の2015年1~3月期の決算発表を前に、内容を見極めたいとして積極的な取引を見送る雰囲気が強かった。持ち高を調整する目的の売りが次第に優勢になった。
ダウ平均は午前に50ドル近く上げる場面があったが午後からは売りが優勢に転じ、この日の安値圏で取引を終えた。13日は注目度の高い米経済指標の発表がなかったこともあり、模様眺めムードが強かった。
ハイテク株の比率が高いナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は前週末比7.729ポイント(0.2%)安の4988.249で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち9業種が下げた。「資本財/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6EAE3E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX・サービス」「公益事業」などの下げが目立った。一方、「金融」は上げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億7000万株(速報値)、ナスダック市場は約15億1000万株(同)だった。
半導体のクアルコムは下落。物言う株主として知られるジャナ・パートナーズが同社に対し、一部事業の分離などを検討するよう求めていると伝わった。報道を受けて同社株に買いが膨らむ場面があったが、買い一巡後には利益確定売りに押された。ゼネラル・エレクトリック(GE)や日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、ビザが下げた。