【ワシントン=芦塚智子】2016年の米大統領選に向けた共和党の指名争いで、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事(59)が5日、立候補を表明する。主要な共和党候補の出馬表明は6人目で、ヒラリー・クリントン前国務長官(67)の独走状態となっている民主党とは対照的に乱立の様相をみせている。
ハッカビー氏は08年の大統領選にも立候補し、アイオワなど8州の共和党予備選で勝利したものの、支持を広げられず撤退した。牧師でもあり、キリスト教保守派に人気がある。
米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)の最高経営責任者(CEO)だったカーリー・フィオリーナ氏(60)も4日、テレビ番組で立候補を表明した。候補者乱立の様相となっている共和党の指名争いで、現時点では唯一の女性候補となる。
フィオリーナ氏は「私は実際に経済がどう機能するかを理解しており、大統領職に最も適任だ」と強調した。