政府は2020年の東京五輪・パラリンピック開催に向けて記念貨幣を発行する方針だ。詳細はこれから詰めるが、いくつかのデザインの貨幣を造る。早ければ16年のリオデジャネイロ五輪の終了後にも発行する可能性がある。日本で開いた過去の大会でも記念貨幣を用意しており、今回も発行で大会の盛り上げにつなげたい考えだ。
政府は国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会などと今後、具体的なデザインや発行時期を協議する。リオ五輪に向けては12年のロンドン五輪直後に記念貨幣が発行されるなど近年は発行時期が早い例もある。東京五輪に向けてもリオ五輪直後に発行できるかを検討する。
1998年の長野五輪ではスキーのジャンプやフィギュアスケートの選手、長野県の県花であるりんどうなどを描いた記念貨幣を発行した。