日本マクドナルドは11日、一般消費者の母親らが店舗や工場を視察して商品の安全性を確認する「ママズ・アイ・プロジェクト」を始めると発表した。同社商品の製造工程や品質管理について消費者の疑問や意見をインターネット上で募り、視察結果も公開する。
まず同社が選んだ料理研究家や人気ブロガーなど子育て中の母親ら5人の視察リポートをネットなどで配信する。今後は一般公募した母親の顧客も、工場視察などに招く予定だ。
同社は異物混入問題の発生などで、主要顧客の家族連れの来店を大幅に失っている。今回のプロジェクトを通じて信頼回復につなげたい考え。サラ・カサノバ社長兼最高経営責任者は同日の記者会見で「厳しい目を持つ母親のみなさんに直接、生産工程を見てもらい、疑問をクリアにしていきたい」と話した。