昨年12月、名古屋市のアパートで知人女性(当時77)を殺害したとして、逮捕された名古屋大の女子学生(19)が高校在学中、同級生らに劇物の「タリウム」を飲ませたとして、愛知県警などは15日、殺人未遂容疑で再逮捕した。女子学生は調べに対し、容疑を認めているという。県警は動機などを解明する。
捜査関係者によると、女子学生は東北地方の高校に在学していた2012年ごろ、同級生ら2人にタリウムを飲ませたという。うち、1人は薬物中毒とみられる症状に陥り、両目の視力が著しく低下した。入退院を繰り返したという。同級生の体内からはタリウムが検出された。
女子学生は昨年12月7日、同市のアパートの自室で、知り合いの森外茂子さんの頭をおので殴ったうえ、マフラーで首を絞めて殺害したとして、今年1月に殺人容疑で逮捕された。