22日の株式市場で西武ホールディングス株が急落し一時、前日比13%安の2860円を付けた。筆頭株主の米投資会社、サーベラスが保有する約35%の西武HD株のうち、約10%を売却すると伝わり「市場に流通する株式が増えて、需給が悪化する懸念が広がった」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)。
サーベラスは昨年4月の西武HDの上場時に約15%の株式売却を予定していたが、公開価格で条件が折り合わず売却を見送っていた。上場後に株を自由に売却できないロックアップ期間が昨年10月に終わり、売却時期を探っていた。