客のクレジットカード情報を盗み見てネット上で電子マネーの購入に使ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は28日までに、東京都台東区浅草橋5、元コンビニ店アルバイト、神野大二郎容疑者(29)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。
同課は昨年4~12月に、12人のカード情報を使って約120万円分の電子マネーやアクセサリーなどを購入したとみて調べている。
同課などによると、神野容疑者は昨年9月まで東京都調布市のファミリーマートのフランチャイズ店に勤務。客がクレジットカードを使った際、カードを携帯電話のカメラで撮影するなどして、番号や有効期限などを不正入手していた。購入した電子マネーはオンラインゲームで使っていたという。
逮捕容疑は昨年9~12月、不正入手した2人分のカード情報を使用し、17万6千円分の電子マネーを詐取した疑い。
神野容疑者は今月5日、3人分のカード情報を不正に取得したとして割賦販売法違反容疑で逮捕された。東京地検は同容疑について処分保留としている。
ファミリーマート広報室は「元店員が逮捕されたことは誠に遺憾。警察の捜査に全面的に協力する」と話している。