3日早朝の東京外国為替市場で円相場は8営業日ぶりに反発して始まった。8時30分時点では1ドル=124円01~04銭近辺と、前日17時時点に比べ61銭の円高・ドル安水準で推移している。前日2日のニューヨーク市場では、ギリシャへの金融支援を巡る交渉が進展するとの観測から、ユーロ買い・ドル売りが優勢になると、ドル売りが対円でも膨らみ円高・ドル安が進んだ。朝方の東京市場は前日の海外市場の流れを引き継いでいる。朝方の東京市場でも、円買い・ドル売りが先行している。
円はユーロに対して大幅に続落して始まった。8時30分時点では1ユーロ=138円30~34銭近辺と、同1円86銭の円安・ユーロ高水準で推移している。ギリシャ債務問題が前進するとの期待から、対円でもユーロ買いが優勢だった前日の海外市場の流れを引き継いだ。前日発表のユーロ圏の物価指標が市場予想を上回った。ユーロ圏のデフレ懸念が後退したことも、ユーロの支援材料として意識されている。
ユーロの対ドル相場は大幅に続伸して始まった。8時30分時点では1ユーロ=1.1149~53ドル近辺と、同0.0201ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。欧州連合(EU)のギリシャ金融支援に対する期待感から、ユーロ買い・ドル売りが優勢になった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕