【ジャカルタ=共同】インドネシア・スマトラ島北部メダンの住宅街で30日、同国空軍の輸送機C130が墜落し、地元メディアによると、これまでに計21人の遺体が発見された。地元救難当局者は「少なくとも30人が死亡したとみられる」と話しており、死傷者が増える可能性がある。
空軍報道官などによると、輸送機はメダン近郊の空軍基地を離陸直後に墜落したとみられる。輸送機に何人乗っていたかは不明。
地元テレビによると、墜落機は炎上し、黒煙を上げた。現地からの映像では、残骸の周囲には大きく崩れた建物が複数あり、焼け焦げた車が見えた。群衆が見守る中、軍や救難当局が現場で、手作業でがれきを取り除くなどして救助活動に当たった。