事件現場となった住宅地の路上を調べる熊本県警の警察官=熊本市東区新南部
熊本市東区で28日、複数の人が負傷していると消防に119番通報があった事件。静かな住宅街に衝撃が走った。
熊本で切りつけ 刃物持った男に警官発砲、命中し死亡
市消防局や県警によると、同日夕、熊本市東区新南部5丁目付近の路上で男性1人がけがをした。その後、数百メートル離れた東消防署託麻出張所で容疑者の身柄が確保されたが、その際に警察官が発砲し、容疑者が死亡した。
近くに住む男性は、買い物から帰宅すると、被害者とみられる男性が頭から血を流し、携帯電話をかけながら歩いていたのを目撃した。男性を近くの駐車場に座らせ、救急車を呼んだが、近くの消防署から救急車が来ず、約10分後に再度119番通報すると「消防署でトラブルがあり、出られない」と返答があったという。
男性は携帯電話で警察と長時間話しており、意識はしっかりしていた。遅れて到着した救急車で運ばれていった。「こんなことになるとは。驚いた」
近くの店の男性店員は、午後5…