麻生太郎副総理・財務・金融相は30日午後の臨時閣議後の記者会見で、デフォルト(債務不履行)懸念が高まっているギリシャ問題に関連して「足元の市場動向についてコメントすることは差し控える」と述べた。ギリシャ問題は「日本の直接の金融上の関係はきわめて限定的」としたうえで、「(日本政府として)きちんとした対応を考えて危ないことにならないようにしておく」と語った。
一方、ギリシャ問題について主要7カ国(G7)との間で直近の数カ月間で「緊密な協議を行った」と説明。ユーロ圏の財務相が「ユーロ圏の経済を安定させるためにあらゆる方策を講じる用意がある」との声明を発表したことに関しては「評価したい」と改めて語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕