【NQNニューヨーク=大石祥代】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、3連休前の2日比46ドル53セント(0.3%)安の1万7683ドル58セントで取引を終えた。5日実施のギリシャの国民投票で財政緊縮策への反対が多数を占めた。欧州連合/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE7E1E7E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(EU)などによる同国への財政支援の不透明感が強まった。運用リスクを避けようと売りが優勢になった。
シェブロンなど石油関連株の下落が目立った。原油先物相場が下げ、原油安が業績を押し下げるとの連想から売りが出た。
米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した6月の非製造業景況感指数は56.0と市場予想(56.3程度)ほど改善しなかった。米景気の先行きにやや慎重な見方が出て相場の重荷になった。
ダウ平均は上昇に転じる場面もあった。ラガルド国際通貨基金(IMF/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE7E4E3E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX)専務理事が、ギリシャ国民投票の結果を受けて「状況を注視しており、ギリシャからの依頼があれば、支援をする用意がある」と声明を出した。金融支援を巡り同国とIMFなど債権団との交渉が再開するとの観測から買いを促した。
ハイテク株の比率が高いナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は続落し、2日比17.274ポイント(0.3%)安の4991.940で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち9業種が下落。「エネルギー」「素材」「資本財/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6EAE3E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX・サービス」などが下げた。「公益企業」は上げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約17億株(同)だった。