万博誘致で起用された有名人
大阪で再び万博を開こうと、政府や大阪府、経済界などが誘致に力を入れている。2025年の開催国には日本のほかにフランスなど3カ国が立候補し、審査項目には万博開催を待ち望む「機運」も含まれる。とはいえ、東京五輪と比べて盛り上がりはいま一つ。有名人の助けも借りて、機運醸成に躍起だ。
ダウンタウン、大阪万博を語る 松井知事と誘致PR
特集:大阪万博
12日に大阪・御堂筋で万博誘致を紹介するイベントがあった。大阪府の松井一郎知事と並んだのはお笑いコンビのダウンタウン。
松井知事が「次の大阪万博のテーマは『いのち輝く未来社会のデザイン』で、マイナス10歳をめざしています」と説明すると、浜田雅功さんが「知事、わけわからん」と突っ込み。司会の今田耕司さんが「アンチエイジングのテクノロジーを大阪から世界に発信するということですよ」と、代わりに解説した。
沿道にいた大阪市西区の女性会社員(30)は「万博誘致は知っていたけど、内容はわからない。でもダウンタウンが言うなら内容を知りたくなったかも」。
ダウンタウンは、大阪府や大阪市、経済界などの官民共同でつくる万博誘致委員会のアンバサダー(大使)だ。今年3月に任命され、9月には歌舞伎役者の中村鴈治郎さんと片岡愛之助さんも就任した。誘致委などのイベントで大阪万博を宣伝する役割だ。
政府や経済界は有名人の起用で…