【NQNニューヨーク=横内理恵】米著名投資家のジョージ・ソロス氏が率いるソロス・ファンド・マネジメントが2015年4~6月期に中国の電子商取引(EC)大手アリババ集団の保有株数を3月末の約444万株から約5万株に大幅に減らしたことが明らかになった。一方、フェイスブックを3月末の12万株から259万株に大幅に増やした。14日に米証券取引委員会(SEC)に提出した四半期の保有有価証券報告書で明らかになった。
同じく著名投資家のジョン・ポールソン氏が率いるポールソン・アンド・カンパニーは半導体大手ブロードコムを新規に取得。代表的なドル建て金の上場投資信託(ETF)である「SPDRゴールド・シェア」の保有は約1割減らした。
ダニエル・ローブ氏が率いる投資ファンドのサード・ポイントは携帯電話大手TモバイルUSを新たに取得。デイビッド・アインホーン氏のグリーン・キャピタルはアップル株を3月末から約5万株減らした一方、ゼネラル・モーターズ(GM)株を大幅に積み増していたことも明らかになった。