米大リーグでも活躍したDeNAの高橋尚成投手(40)が14日、今季限りで現役を引退することを明らかにした。「体は無理すれば動くと思うが、気持ちが前に進んでいかなくなった。引退を伝えて今は気持ちがすっきりしている」と語った。球団も引退を了承したことを発表し、18日に横浜市内で引退記者会見を行う。
昨季、5年ぶりに日本球界に復帰したが、この2年間で15試合の登板にとどまり、0勝7敗と低迷していた。
東京・修徳高、駒大から東芝を経て2000年にドラフト1位で巨人入り。07年には最優秀防御率のタイトルを獲得するなど先発の一角として貢献。10年から大リーグへ挑戦し、移籍1年目のメッツでは10勝をマークした。通算成績は日本で260試合に登板して79勝73敗15セーブ、防御率3.79、大リーグでは168試合で14勝12敗10セーブ、防御率3.99。〔共同〕