東京都世田谷区で宮沢みきおさん(当時44)の一家4人が殺害された事件の発生から30日で15年となるのを前に、警視庁成城署捜査本部の捜査員ら約50人が19日、現場近くの小田急線成城学園前駅やJR荻窪駅(杉並区)など都内5カ所で、犯人が着ていたトレーナーの特徴を書いたチラシを配り、情報提供を呼びかけた。
捜査本部は犯人の遺留物のうち最も流通点数の少ないトレーナーが解決の糸口になりうるとみて、事件現場だけでなく、同じ商品が販売されていた地域を選んで呼びかけた。
トレーナーは袖が薄い紫色、胴の部分は薄い灰色で、Lサイズ。心当たりがあれば成城署((電)03・3482・0110)への連絡を求めている。
釣宏志捜査1課長は「犯人を必ず逮捕するという思いで捜査を続けている。今更と思わずにささいなことでも情報を寄せてほしい」と話した。