東芝(6502)の室町正志社長は21日に都内の本社で開いた記者会見で、今後は原子力などのエネルギーやストレージ(外部記憶装置)に注力していく方針を示した。「少なくとも家電、メディカルからは離れないといけない」とした上で、原発については地球温暖化対策の面から「競争力を維持していけば、必ず企業として大きく成長する」と話した。ストレージを巡っては、足元のメモリーが厳しい状況にあるものの「将来をみれば、大きく成長する事業」との見通しを示した。具体的な方針は「3月までに策定したい」とした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕