マイナンバー制度の個人番号カードを管理する地方公共団体情報システム機構（東京）は25日、システム障害が21、22、25日の計３回にわたり発生し、自治体のカード交付業務に影響が出たと発表した。障害が起きた時間は10～40分程度で、機構は、システム内のサーバーの不具合があったと説明、詳しい原因を調べている。

番号カードを管理するシステムのトラブルは、これで計６回となった。

機構によると、25日のトラブルは午前10時45分ごろ発生。一部の自治体とカード交付に必要な情報のやりとりができない状態となった。サーバーを再起動して約40分後に復旧した。70市町から機構に「システムにつながらない」といった問い合わせがあった。21日と22日にも10～20分程度、同様の障害が発生した。

障害はこれまで13、18、19日にも発生し、機構は原因とみられるサーバー内の部品を交換した。機構は25日夜に記者会見し「あらためて原因を調査したい。多大なご迷惑を掛けて申し訳ない」と陳謝した。〔共同〕