北海道の網走地方気象台(網走市)は22日、オホーツク海の流氷が接岸して船舶が航行できなくなる「流氷接岸初日」を、網走市で観測した。1959年の観測開始以来、接岸が最も遅かった91年2月21日の記録を更新した。
気象台によると、午前9時40分ごろ、気象台の屋上から、流氷の接岸を確認した。2月に冬型の気圧配置が続かず、北風が吹かなかったことで、接岸が遅れたという。平年より20日、昨年より34日遅い。
網走市では、流氷が肉眼で見える「流氷初日」を、平年よりやや遅い1月28日に観測していた。
89年には、接岸が確認されなかった。〔共同〕