豪栄道(左)は押し出しで栃煌山を破る=日吉健吾撮影
(13日、大相撲九州場所初日)
ライバルをものともしない。豪栄道が難なく栃煌山をさばいた。
綱とり豪栄道、白星発進 大相撲九州場所・初日
どすこいタイムズ
初土俵はともに2005年初場所。同期で実力者の栃煌山との対戦成績は19勝13敗で、容易な相手ではない。が、納得のいく稽古で汗を流してきた大関に過去の数字は関係なかった。
低い立ち合い。突進力が自慢の相手を後退させた。栃煌山がたまらず左に開きながらすくうと、右腕が万歳の状態に。逆襲されてもおかしくなかったが、「相手を見てた」と冷静だった。腰が落ち、前への動きも止めないから見た目よりも危なっかしくはなかった。「先場所からの勢いを持続している」と八角理事長(元横綱北勝海)。快勝で初日を乗り切った。
先場所後、イベントに引っ張り…