【ニューヨーク=共同】米大リーグでボルティモアを本拠地とするオリオールズは11日、警察と衝突した住民の一部が暴徒化したため安全に配慮して無観客試合を行った4月29日以来、12日ぶりにホームでの公式戦に臨んだ。ブルージェイズと対戦し5―2で勝利した。
球場のオリオールパークには久々に球音が戻った。一回に2本塁打が飛び出して3点を先制すると、ファンの大きな歓声が響き渡った。捕手のジョセフは「相手に重圧がある場面で声援を受け、エネルギーをもらえるのがホームのいいところ」とあらためてありがたみを感じた様子だった。
1~3日にボルティモアで組まれていたレイズとの主催試合は、暴動を受けて相手の本拠地セントピーターズバーグで実施されていた。