11日午後1時4分ごろ、JR神戸線六甲道―灘間を走行中の野洲発加古川行き下り快速電車(8両編成)の運転士が、同線の新駅「摩耶駅」工事現場付近で足場が崩れて線路をふさいでいるのを見つけ、緊急停止した。同線は甲子園口―西明石間の上下線で運転を見合わせた。運転再開は同日午後8時ごろになる見込み。
JR西日本によると、足場倒壊によるけが人はいないが、駅間停止した電車2本で乗客計4人が体調不良を訴えた。JR西日本が崩れた足場の撤去作業を進める。事故原因は不明という。
気象庁によると、神戸市内では同日午後0時57分、瞬間風速21.8メートルの強風を観測していた。
摩耶駅は神戸市灘区南通5に2016年春開業予定の新駅で、駅舎やホームなどの工事中だった。