夏の参院選に向けて民進党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党による候補者一本化が進み、4月末時点で、32ある1人区のうち22選挙区で大筋合意した。自民党は五つの複数区で公明候補を推薦。見返りとしてほとんどの1人区で公明から推薦を得るなど与野党対決の構図が固まってきた。
朝日新聞の調べでは、山形、栃木、石川、山口、熊本など13選挙区で無所属候補を野党各党が支援。宮城、秋田、滋賀、長崎など9選挙区で民進候補に一本化した。さらに岩手、愛媛、大分などで合意に向けた調整を続けている。候補を取り下げた党がどこまで協力し、共闘態勢を取れるかが課題となりそうだ。