[PR]
日本海に面した青谷海水浴場(鳥取市青谷町青谷)に野生とみられるイルカ1頭が「滞在」し、地元の人やサーファーらの人気者になっている。
特集:どうぶつ新聞
青谷町総合支所や近くに住む男性らによると、イルカは全身が濃淡のある灰色をしていて全長約2メートル。すぐそばの勝部川河口付近にあるブイの周辺にとどまっている。今月7日ごろにはサーファーが気づいたという。この時期、沖合を移動する姿を目にすることはあるが、浅瀬に現れるのは珍しいという。
イルカの画像を見た水族館「城崎マリンワールド」(兵庫県豊岡市)のイルカ担当者は、くちばしが細長いこと、体色とひれの形から、ミナミバンドウイルカではないか、という。
10日もサーフィンを楽しみに来た人らがイルカとたわむれていた。サーフィンのインストラクターをしているという今井隼人さん(37)=鳥取県倉吉市=は「1週間前からいたみたい。ぐいぐい寄ってじゃれてきます」と話した。(田中泰子、波絵理子)