市内をパレードし、ファンの声援に応えるレスターFW岡崎慎司(中央)=河野正樹撮影
サッカーのイングランド1部で初優勝したレスターは16日、レスター市内で優勝パレードを行った。日本代表FW岡崎慎司も参加し、ファンたちと優勝を分かち合った。
レスターの街は、パレードが始まる数時間前から青一色に染まっていた。ユニホームやマフラーを身につけるだけでなく、旗を振ったり、ラニエリ監督のお面をかぶったり。英BBCによると、人口33万人のレスター市で、沿道には集まったファンは24万人以上にもなった。
ラニエリ監督や選手たちが専用の車に乗り、市内の中心部から郊外の公園まで2キロを約1時間半をパレード。1990年代のユニホームを着て見に来たトラック運転手のティム・スマートさん(57)は「信じられない。優勝から2週間たっても興奮がやまない」と興奮気味に話した。
特設会場では選手一人一人を紹介。ラニエリ監督と主将のモーガンが優勝トロフィーを掲げると、ボルテージは最高潮に達した。「これをやるまで実感がなかった。市民の方たちがすごいうれしそうな顔をしていたんで、初めてチームとしてすごいことをしたんだなって実感した」と岡崎も笑顔を見せた。(河野正樹)